2年ほど前に、お尻の筋肉が固くなってしまうことで起きる痛み(おもに坐骨神経と思われる痛み)について書きました。

その時は、札幌の冬に特有な原因でなってしまうことを中心に書かせていただきました。

ビシッと効果を出すには、その際にご紹介したはりの方法がベストであると今でも感じています。

しかし、しかしです。

やっぱりおしりに、はりを刺されるのは抵抗がありますよね。

当然だと思います。

あの記事を読んでくださって、当院にいらした患者さんは
「痛みで苦しいのにくらべたら、どうってことないです!」
と、女性の方でもおっしゃってくださいます。 有難いことです。
そんな風に言っていっていただけるなんて、感謝しかないです。

でも、
「痛くてつらくってどうにかしたい! でも、いきなりどっかのオッサンにおしりにはり刺されるなんてありえない!!! 無理! でも痛いたすけて~。」
っていう方も当然いるだろうなって思ってました。

なので、がんばっていろいろな方法を学びました。
で、ひとつ「これなら!」っていう方法を作りあげることができました。

なんと、おしりにははりをしません。
はりを刺す場所は、手や足です。
最大のメリットは、おしりにはりを刺さなくていいこと。
そしてもうひとつ、深くまではりを刺されるという恐怖もないし、それによる負担もないです。

ただ、デメリットもあります。
この方法は、患者様と一緒に作り上げる感じの方法なので
1.当院は、通常カウンセリング(問診)の時にはりをする場所をお伝えしますが、おおよその場所しかお伝えできず、何本鍼を刺すのかもしっかりとお伝えするのが難しいこと。
2.痛みの状態を目印にして施術をしていくので、鍼をするたびに痛みのあった部分の周辺を動かしていただいて、その感覚を伝えていただく必要があること。
この二つが、今回の方法の性質上どうしてもクリアできないのです。
でも、今のところ、恐ろしく多い本数のはりをすることもないですし(多くても10本程度)、うけていただいた方は痛みが移動したり、消えていく感覚をその場で感じられるので、自分のカラダが変わっていく実感がしやすいようで、僕の目から見ると少し楽しそうです。

もし、今痛みに苦しんでいて、でも、おしりにはりを刺すとか、深くはりを刺されるのは無理だから我慢しようと思っている方、一度当院の新しい方法を試してみませんか?