前回は、逆子(さかご)の治療についてお話させていただきました。
今回は、つわり(悪阻)についてです。
多くの妊婦さんが経験する、つわり。
軽いものから、全く食事が出来なくなるなど様々です。
生姜(しょうが)が効く
軽い症状であれば、生姜(しょうが)がよいと、東洋医学では言われています。
生姜(しょうが)が良いといわれても戸惑ってしまう方もいらっしゃいますよね。
最近では、しょうが湯が市販されています。
はちみつに生姜(しょうが)が漬けてあるものがあり大変飲みやすいです。
もしそういった物が見つからない方は、チューブのおろし生姜を購入されて、自分が飲むお味噌汁や紅茶などにほんの少量加えることでも、気軽に生姜を取ることが出来ます。
もっと気軽にとなれば、ジンジャーエールでも良いとおもいます。
ぜひ試してください。
症状がひどければ鍼灸(しんきゅう)
さて、問題は食べてもすぐに吐いてしまったり、すっぱい水や苦い水を吐いたり、全く食事が出来なかったり、先にお話した生姜をとってもよくならない場合です。
こんなときは、鍼灸(しんきゅう)治療の出番です。
東洋医学では、つわりは、肝臓・胃や消化器全体の不調からおこると考えられています。
(ここで出てくる臓器は東洋医学上のもので、現在の医学のものではありません。)
鍼灸はこれらの不調を調えます。
妊婦さんのからだを考えた鍼灸(はりきゅう)治療
妊婦さんのデリケートな身体を考え少ない数のツボ(経穴)にはりをしていきます。
使用するはりもごく細いものをつかっていきます。
また、使用するツボ(経穴)は、妊婦さんとお腹のお子さんに安全な場所を使用します。
治療回数は?
治療の回数は、多くて3回。 ほとんどの方は1回の治療でよくなっています。
治療についてのご質問・ご不安は?
治療についてのご質問などございましたら、お問い合わせページもしくはお電話にてお気軽にどうぞ。
少しでも快適なマタニティーライフのお手伝いが出来れば幸いです。